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2017年2月1日水曜日

SDDL スキルトレーニングにおける練習設定

こんにちは!久しぶりに記事を投稿します。

一年ぶりぐらいですかね。。それでも読んでくれているのが嬉しいです。
最近はスクール、クラブチームにおける1on1スキル ピリオダイゼーション
計画的に1on1スキルを高めるというのを考えながら行っております。

時間があればいくつかの要素を記事にして書いていければと思います。


今回はスキルトレーニングにおけるSDDLという練習設定について。
SDDLはトーステン・ロイブルコーチから教わったキーワードになります。
  1. Shadow シャドー 1on0 ディフェンスがいない状態
  2. Dummy ダミー 1on1 ディフェンスは機械的に状況を作り出す
  3. Decision make ディシジョンメイク オフェンスが判断する状況を作り出す
  4. Live ライブ 実戦形式の状況を作り出す
4つの状況設定における頭文字をとってSDDLと呼びます。
当たり前の練習設定になるのですが、言語化されることにより段階を整理しやすくなります。

必ずしもこの4つの段階を踏むことが原則ではなく、選手・チームの能力における段階・時期、焦点の当て方によってどの要素を削るか増やすかを考えることが必要になっていきます。

Shadow シャドー
1on0の練習になります。野球でいう素振り、タオルでおこなうピッチング練習でしょうか。
オフェンスの動作に焦点を当てます。ここではより速く・強く・正確にプレーできるのが目的の一つになります。

焦点を当てるという話もまた時間がありましたら記事を書きたいと思います。

Dummy ダミー
1on1の練習になります。ディフェンスは、練習したいスキルが発揮される状況を機械的に作ります。ここではオフェンスの動作とボールマンディフェンスとのスペース&タイミングの把握にも焦点を当てながら練習を行っていきます。

例えばドリブルドライブであればどの間合いで加速できるのか、またどのタイミングで切り返せばいいのかを知ることができます。

このとき想定したいのがより強いディフェンスになります。
強いディフェンスとは「より速い・強い・高いディフェンス」になると考えています。

より速いはリアクトスピード。ディフェンスが優位な状況を作り出し、オフェンスが行きたい空間へ先に到達できる。バッドスタンスを作り、逆をついても対応してくるようなディフェンス。

より強いはコンタクト。ディフェンスが優位な状況を作り出し、オフェンスが行きたい空間を先に埋めることができる。

より高いは身長またウィングスパンとジャンプ。この高いというのは厄介でディフェンスが優位な状況を作り出し、オフェンスが行きたい空間を先に埋める、なおかつ先に到達することができる。

コーチMのブログ「素早さとフィジカル(当たりの強さ、当て方の上手さ)は何のために伸ばすのか」
http://ameblo.jp/tamorimorimori83/entry-12189090137.html
を参考とさせて頂きました。

ダミーディフェンスのポイントは試合と同じような姿勢、また反応でディフェンスを行うこと。目から入る情報が多いため、姿勢が高い、ゆるく反応するのはあまり意味がない練習になってしまいます。このポイントも教えて頂いたものです。

Decision make ディシジョンメイク
1on1の練習に負荷をあげます。ここがスキルトレーニングの肝ではないかと。やはりバスケットはオープンスキル(対人スポーツ)になるのディフェンスの守り方に対してどう対応できるかが試合で使える、戦える、勝てるためのポイントになると考えています。

ディフェンスはスキルが発揮される状況を作るのですが、機械的に守るのではなく、オフェンスに判断させるようにしてディフェンスを行います。

見て→判断して→プレーする
最初はわかりやすく、AとBの状況をはっきりとディフェンスが作ります。
例としてジャブステップにおいて、ディフェンスが反応しなかったらストレート、ディフェンスが反応したらクロスといった具合になります。

その際にプレーの優先順位を構築するのもポイントになります。ストレートドライブの優先順位が高ければ、そのプレーを狙いながらディフェンスが反応した際にクロスドライブを狙うようにします。

アタック&カウンター(リード&リアクト)という二者択一性を見極められる能力を高めていきます。

感じて→反応して→プレーする
ただ試合中のディフェンスはそんなにはっきりとした状況は生まれにくくなってきます。今度は選択肢のAとBをぼやけさせるようにして状況を作ります。完全に止めるわけではないのですが、ディフェンスがオフェンスを迷わせるような状況を作ります。(ここはディフェンスの腕前が問われます)

このときのポイントはオフェンスは出力を落とさない、上記の状況と同様なスピードでプレーするのを心がけます。上手にきれいにプレーを行うのが目的ではなく、止められる・うまくいかないを前提にてしてプレーするのが目的となります。

さらに、プレーがうまくいなかったときのリセットは基本的になしです。要は意図したプレーが出せなかったときに、もう一回やり直して練習ではなく、その止められたところからさらなるカウンタームーブでプレーを続けます。

ストレートドライブがチャンスだと思いプレーを行ったがディフェンスに止められた。その際にリセットやストップではなく、ロールやビハインド、スペースメイクでさらなる対応を行いプレーを続けます。

アダプタビリティという適応・対応能力を高めていきます。

Live ライブ
最初から最後まで本番形式で1on1を行います。

この状況設定も腕の見せどころではないかと。試合で行われない状況、また意図のない状況はあまり試合とリンクしないことが多かったりします。

ゲームの状況、空間、時間を切り取り実戦的に経験を積めるとスキルが磨かれていくのではないかと考えています。

2016年3月4日金曜日

Define|成果を定義する

成果を定義する Define
1on1オフェンスはボールを失わず(前提)にシュートを決める(結果)こと

これを達成するための「より良い結果」は何か?

定義や目的はコーチによって様々
むしろそれが面白い

以前の私はどのスキルにも利点、欠点がありそれを整理して伝えていくスタイルでしたが、
最近は(原理→原則→)定義→目的→優先順位→目標に落とし込み、スキルトレーニングを行っています。

スキルはたくさん発見されていくなかで、何を優先的に伝えていけばいいのか?
その整理をすることが自分の中でできるようになってきたのかな?と感じます。

ERUTLUCでは1on1オフェンス 成果の定義(Define)を
「より得点期待値の高いプレーを実行・実演する」
と考えています。

ちなみにこれを考えたのは僕ではありません。
こういうところまで思考を深めることができればと思います。

目的 Concept
さらに落とし込み、1on1オフェンス目的(Concept)の一つに
「オープンアタック」
があります。

オープンアタックのアタックの利点は
動作の対応性と移行性

身体がリングに向いた状態でプレーできるので、前後左右上下の空間に次の動作が対応しやすくなります。
また足がフラットではなく、前足・後足ができている状態になるので、蹴り足ができ次の動作に素早く移行することができます。

優先順位 Priority
続いて優先順位です。

さてさて、定義にある得点期待値とは?
後輩達に聞いてみると意外?と知らなかったり。

これに関してはトヨタ自動車アルバルクアシスタントコーチ 森高大氏のブログをご覧になってください!
とてもわかりやすく記載されております。

実行|得点期待値の高いプレー 
バスケットで最も得点期待値の高いプレーはフリースローになります。そのためペイントアタックしフリースローをもらうプレーが必要になります。

これはジェームズ・ハーデン選手でしょうか。今シーズン平均10.4本のFT数になります。
アームエクステンション、バンプアクションでファウルをもらうスキルは一級品です。

次はリング付近のシュートになります。
同様にペイントアタックスキルが必要です。

ファウルをもらえることが大事になるので、かわすスキルよりもまずはコンタクトフィニッシュが大事になってくると考えます。

演出得点期待値の高いプレー 
その次はオープン3Pでしょうか。ペイントアタックでディフェンスが収縮されてからのキックアウトが有効になると考えます。定義からいくと実行だけではなく演出という言葉も入っているのがポイントです。

ですがNBA選手を見ていると3Pエリアでのフェイスジャンパー、ミッドレンジでのプルアップジャンパーこれらのスキルも必要になってくるのでは?

必要なんだと思います。
しかし、ミッドレンジや3Pエリアでのシュートしかできない、しか狙わなくて期待値の低いプレーになるのか。ペイントアタックができる上で、また優先的にペイントアタックを狙いDFが対応した結果、ミッドレンジや3Pエリアのプレーを選ぶのか。

目標 Goal
さらに落とし込み、なにをゴール(目標)とするのか。
◯◯◯スキルをできるようにする。△△△スキルを習得する。□□□スキルの感覚をつかむ
これらを成果にすると、極端ですがリング使わずシュートを打たずただ反復するだけでも達成することができます。(こういった練習も大事!)

僕はこれらは成果・目的を達成するためのステップ(目標)と考えます。
目標は預かっている選手、アシスタント、時間、コート、ボールの個数などを考えて決定をします。

今回は技術紹介ではなく1on1理論の記事になります。
つらつらと書いておりますが、様々なコーチ、様々な選手から学ぶことでき、こういった考えにたどり着いている最中です。

またいろいろと学んでいきます。



2016年1月2日土曜日

2016

明けましておめでとうございます!

記事の更新を見ると4月・・
来年度からになりますが、ブログにて色々Outputできる機会が増えそうです。

勉強・思考・共有する機会を増やしていこうと考えています。
INPUT⇄BRAIN⇄OUTPUTのループを大切に。またデモンストレーションのパフォーマンスを維持から向上へ。

WORK & COACHINGの時間を増やすのではなく内側に意識を向ける一年に。
自分の仕事量を見つめなおすことが一番大事だと考えております。

12月30日-1月3日はその時間に。
ウィンターカップからCollege、NBA、クラブ全国と見れなかったものを見漁っております。




ちなみにプライベートの投稿はあまり行いません。バスケットネタばかりです。
Instagramではたまーーに。




それでは今年も宜しくお願い致します。

2015年4月17日金曜日

Face drive Skill|フェイスドライブスキル

今回はフェイスドライブ(トリプルスレット)スキルの続きを!

前回はフェイスドライブスキルの基本とジャブステップについて書きました。

「Jab step Fundamental|ジャブステップの基本」
もしよかったらこちらもご覧になってください。

BIG STEP・・ビッグステップ
Skill
ディフェンススタンスの間にフリーフットを大きく踏むようにします。その際にステップだけでなく上半身をディフェンスに寄せるようにしてスペースを作り出します。


Situation
ディフェンスのプレッシャーがある場合(ハーフアーム)、またオフェンスがスペースを作りたい時に使うステップになります。

ビッグステップからシュートやジャブステップへと移行しゴールへアタックします。




QUICK STEP・・クイックステップ(引き足)
Skill
フリーフットをピボットフットより引いた状態(蹴り足)を作り、ドライブ&シュートアクションを素早く行えるようにします。ボールはピボットフットに、フリーフットでスペースを作れないため上半身を前傾させディフェンスハンドが簡単に届かないようなスペースを作ります。



Situation
ディフェンスがディレクションしてる際にも有効なステップと考えております。
DF フロントフット-OF フリーフットの状況になります。

アメリカではロードステップとも呼ばれているそうです。




PROTECT JAB STEP・・プロテクトジャブステップ
Skill
ディフェンスに背中を向けながらジャブステップを行います。ステップの歩幅が大きいため前後に変化をつけやすいです。そのためゆっくりステップを踏みながら足が着地した瞬間、加速するようにします(ヘジテーション)。

Situation
こちらもディフェンスがディレクションしてる際にも有効なステップと考えております。


ステップを踏んだ瞬間にディフェンスが対応してくれば、ディフェンスとのスペースによってリバースターン、スピンムーブを使い分けていきます。

コービー・ブライアントやジョー・ジョンソンが得意なステップになります。


2015年2月11日水曜日

Front foot attack|前足を抜きに行く?

前足を抜きに行け!

ディフェンスがディレクションをしているとどちらかの足が前にでるため、その足を抜きにいきなさい。

というのをよく聞きますが、これはディフェンスが優位な状況にて前足が出ているため簡単には抜けない状況になります。(オフェンスの能力がディフェンスよりもはるかに高ければ抜けると思います。)



フィットラインを崩す
ではどの状況でディフェンスの前足をアタックすることがドライブチャンスになるのか?
オフェンスが優位な状況においてディフェンスの前足が抜けると考えています。

オフェンスがステップやボールムーブによってフットラインを下げさせます。ディフェンスフットがフラットな状態であればどちらかの足を、ディレクションの状態であれば前に出ている足を下げさせることが大事になるかと考えています。



どちらかの足を引くとどちらかの足は前に出ます。その前足をアタックすることがドライブチャンスになります。

上の写真の状況にてクロスオーバーをされるとディフェンスは対応が難しくなります。もちろん足を引かせた状態にてゴールに向かうこともドライブチャンスになります。

またオフェンスが優位に前後に空間を作り、ディフェンスが間合いを詰めた時の前足をアタックするのもチャンスになるかと考えます。

1on1におけるタイミング指導
オフェンス、ディフェンスどちらのタイミングにて優位な状況を作り出せるかが大事なってきます。

スキルトレーニングと同様に、トレーニングのなかでタイミングをつかませる指導も大事になってくるのかなと。

と同時にディフェンスの能力が高い時にどういったスキルが有効になってくるのか?
これについてはまた機会がありましたら。

補足
ディフェンスの能力が高いときはアタッキングスキルよりもプロテクトスキルが重要になってきます。andの才能を発揮するのであればボールをプロテクトしながらアタッキングできるスキルの習得を。

NBAプレーヤーのアタッキングスキルは、ディフェンスと対峙したときいくつかディフェンスよりも能力やスキルが上回っている状態で使われるスキルがあります。

今回は久しぶりに1on1の考えについて書いてみました。