ページ

2017年6月3日土曜日

Team “Skill” Coach


スタッフにおける役割は責任を明確化していくことが重要になりますが、相互作用していくこともポイントになると考えます。

役割の分類
役割を分類してみると下記のようになると考えています。
もちろん複数の役割を兼任されることが多いと思います。

1.全体計画・意思決定
ヘッドコーチ
アシスタントコーチ

チームスタッフ
・システムコーチ
・スキルコーチ
・パフォーマンスコーチ
・トレーナー

2-1.チーム・グループ戦術
システムコーチ

2-2.グループ・個人戦術
スキルコーチ
パフォーマンスコーチ

2-3.運動能力/体力の各要素
トレーナー
パフォーマンスコーチ

“役割における責任”と“他の役割との相互作用”

①役割の責任を果たす
チームの場合、成果としてあげられる一つに“チームが勝利すること”があげられると思います。勝利に貢献できるスキルを練習していく。では“何のスキル”を抽象・捨象し選択していくのか?ヘッドコーチ、システムコーチからリクエストされたスキルというのもあるが、スキルコーチが自ら選択していい場合はなにを基準に技術を選択し、練習しているのか?

僕なりの考えはありますが、もしよかったら皆さんの考えをぜひ聞いてみたいです!

②役割の相互作用
お互いの仕事に口を出すのではなく、影響・委任することってすごい大事だなと。それには僕の場合、個人戦術の知識だけでは相互作用できないなと感じました。もちろん専門的に深める必要はないし、どの水準までというのは難しいけど他の役割における知識はとても大事になると思います。

チーム戦術はほんの少しだけ理解が高まりましたが、身体運用、運動能力などもう一回勉強し直さなければいけないです。。専門学校で学んでいましたが、、、

2017年5月30日火曜日

Communication 声

昔まとめていたことを書いてみます。

「コミュニケーション 声を出すこと」について

クラブチームの試合におけるベンチまた練習にて、コートの選手に「声を出せ!」またタイムアウト中に「話し合うんだ!」よく見かけるシーン

その中で選手が「がんばろー!」と声を出す、「こうしよう!」と会話する場面もあります。逆に「なんの声、会話をすればいいんだろ?」と見かける場面もあります。

とても重要になることです。
コーチ側としては「コミュニケーション」はなぜ行うのか?を考えることが大事になってくると思います。


“声を出す”ことについての分類

  1. ボイス(点)機械的な声
  2. メッセージ(矢印)要求するべきこと伝える
  3. コミュニケーション(双方の矢印)創造・改善しなければいけないことを会話する
例えばディフェンスにおけるポジショニングにおいて
「ボール!」「ディナイ!」「ヘルプ!」という声を出すことが多いと思います。

ポジショニングを大きな声で言っているだけであれば“ボイス”
ただ声を出しているだけになります。

「ボール!」ワンアームで守る準備ができている(もしくは指示された間合い)
「ディナイ!」パスラインを守る準備ができている
「ヘルプ!」アーリーヘルプできる準備ができている
と言葉に意味を持たせて伝達する場合は“メッセージ”になります。

「ディナイ!」「ヘルプ!」とボールマンディフェンスに伝えることにより、パスは2線(ディナイ)が守ってくれる、ドライブは3線(ヘルプ)が守ってくれるから自分はシュート、相手の得意なプレーに意識をおいて守ることができる。

というようなコミュニケーションが生まれます。


共通言語
このことからバスケットボール用語においてチームでガイドラインを作ることが大事なります。

①共通言語の設定
例として
ヘルプディフェンスは、3線?ピストル?ヘルプ?etc..どの用語を使うのかチームで言語を統一する必要があります。

②共通言語の理解
例として
ボックスアウトとはどのように行わなければいけないのか?ハードヒット(相手が動かない)しペイントの外、またベースライン側に押し出すこと。それをチームではボックスアウトとする。このように共通言語で使われるプレーがどのように行われるかまで理解しておく必要があります。

余談ですが、バスケットボールの用語は統一することが大事ですし、その言葉で覚えることが大事なります。指導の手法として比喩することもありますが、その正式名称や使い方は付け加えて説明するこは重要かと..


目的がなにかを考える
●最初の一歩
機械的に声を出すことも最初は大事なると思います。
声自体が出ない選手もいるので、簡単なワードを大声で出すことも最初の一歩

●試合・練習の雰囲気を作ることも大事
練習の雰囲気を作るためにも、選手たちを鼓舞するためにも声は大事です。
こういった声は選手が自発的に、感情が表現できるような環境を作ってあげることが大事になると考えます。

●チームの勝利に向けては?
チームとしての質をあげるために、試合に勝利するためには?ただ声を出せば、コミュニケーションすればいいのか?また次回の記事にて。

当たり前になっていることに意味をもたせることが大事になってくるのかなと。

*Team Offense Design Seriesが滞っておりますが、ただいま勉強中です!!
・When いつ? オフェンスにおける状況とショットクロックについて
・Where どこで? ショットにおける状況とエリアについて
・Who だれが? ボールマン−オフボールマン−ディフェンスの関連について
NBA statsとにらめっこしていますが、落とし込めていないので勉強を続けます。

2017年5月25日木曜日

Mismatch/Advantage


とある方の練習を見て「確かに!そうだよな!」と感じたことです。

1on1においてアドバンテージをいかにとれるか?
もしくはいかにその状況をつくることができるか?

ここでのアドバンテージとは高さ・強さ・速さの優位性
よくバスケットの用語として使われる「ミスマッチ」になります。

一つの要素でも優位な状況を作ることができれば攻めるべきポイントになります。

通常のマッチアップにてミスマッチがある場合を除いて
ドリブル、パス&カットだけではなかなかミスマッチが作りにくいです。

状況としては、オンボールスクリーン、オフボールスクリーンのプレーにてミスマッチ、アドバンテージを作りだすことが多いのではないでしょうか。

要素を整理
①アドバンテージ(有利)・ディスアドバンテージ(不利)
スモール(ガード/フォワード)・ビッグ(センター/フォワード)
③スピード(速さ)・サイズ(高さ)・パワー(強さ)

状況を整頓
1.“アドバンテージ”有利な状況
①OFビッグ  vs DFスモール→サイズミスマッチ
②OFスモール  vs DFビッグ→スピードミスマッチ
OFスモール vs DFスモール→パワー/スピードミスマッチ *片方もしくは両方で有利
OFビッグ vs DFビッグパワー/スピードミスマッチ *片方もしくは両方で有利
⑤全て有利な状況

2.“ディスアドバンテージ”不利な状況
①−④ 上記4つにて不利な状況の場合
⑤全て不利な状況

他にも状況の組み合わせはできると思いますが、僕の主観にて多い状況を選択してみました。

スキルの発揮を考えてみる
それぞれのアドバンテージがある状況でどのようなスキルを発揮していけばいいのか?
またディスアドバンテージな状況でどのようなスキルを選択すればいいのか?

発揮・選択するスキルに工夫が必要ではないでしょうか。
同じ能力であればディフェンスは正攻法で守ることが多いかもしれませんが、こちらに優位な状況があるときはディフェンスはなにか特別な駆け引きをしてくるかもしれません。その際にいかに優位な状況を働かせながらスキルを発揮できるか。

またジュニア期の選手では全て不利な状況でプレーすることが多くなるかもしれないし、チームを指導している場合はいかにアドバンテージを作るかがポイントになってくると考えます。

普段の練習やトレーニングでも
同じ能力の選手とプレーすることはフローであり重要です。ですが目的を理解して能力が高い選手と1on1する(例として子どもが大人とプレーする)、ポジションをシャッフルして1on1(例としてビッグマンvsガードにおけるポスト1on1)させることも需要なのではないでしょうか。

整理しただけなのでどのようなスキルが必要か思考していきます。

2017年4月16日日曜日

Team Offense Design “What?”

Team Offense Design Seriesの第三弾です!
今回はチームオフェンスにおいて何を使うのか?をテーマに記事を書いていきます。
  1. Team Offense Design
  2. Team Offense Design“Why?” [原理原則・目的・優先順位・戦略]
  3. Team Offense Design“What?”[チーム戦術①]
  4. Team Offense Design“When?”[チーム戦術②]
  5. Team Offense Design“Who,Where?”[チーム戦術③]
  6. Team Offense Design“How?”[グループ戦術・個人戦術]
何の戦術を使うかは、前回の記事をもとにチーム戦術を組み立てていきます。
今回の記事はおすすめ戦術ではなく、チーム戦術の構造を今一度整理していきたいと思います。

この記事では武庫川女子大学ヘッドコーチ坂井 和明先生の考えを参考にさせて頂きました。他にも多くのコーチの考え、エッセンスを自分なりに落としこんで記事を書いています。

1.戦略
前回の記事を参考にしてみてください!
パーセンテージとポゼッションの原理原則をもとに、3つの目的、機会と脅威の優先順位から戦略を組みてていきます。

その戦略を達成するためのチーム戦術はどのような構造で組み立てていくのか、基本的な部分を整理します。

2.チーム戦術
チーム戦術とは基本的にはグループ戦術(アクション)の集合体になります。
アクションも基本的にはPlayer Move(スクリーンとカット)とBall move(パスとドリブル)になります。

1)チーム戦術とは? グループ戦術の集合体
グループ戦術の展開例は基本的に2つに分けて整理をしています。


①連続性 アクション→...
アクション→アクション AI cut→UCLA→PnR→Reversal...


②連動性 アクション+スペーシング or アクション
アクション+スペーシング ex)Hi PnR+Spacing
アクション+アクション ex)PnR+Down scr



個人的な考えとしてNBAなどでみるのは少ないアクション→...の手続きから、アクション+スペーシングにおける頻度が多いのではないかと感じます。個の能力が生かされるシーンが多く見られます。

ヨーロッパなどでみるのはアクション→...の手続きをいくつか踏んでから、アクション+スペーシングにおける頻度が多いのかと感じます。試合を観ながらオフェンス展開の途中で思考が追いつかなるシーンが多々あります。。

B.LEAGUEでもコーチのスタイルによって作られるオフェンスが違うのではないでしょうか?そういったところにも注目してみるととても面白いと思います!

2)チーム戦術のタイプ
それぞれのアクションを総括して「◯◯◯オフェンス」や「◯◯◯モーション」「◯◯◯セット」と呼ばれることがあります。

ハーフコートの基本的なオフェンスタイプとしては4つあると考えています。
実際のオフェンスは完全に区分けされているわけではないですが、このように整理しています。

①セットオフェンス・・制限
A→B→C→
必要な手続きを踏みながらオフェンスを展開していく

②オプショナルフェイズオフェンス・・順次性/並列性
A1+A2+A3→B1+B2+B3→C1+C2+C3 
縦(オプション)と横(フェイズ)の選択肢を実行しながらオフェンスを展開していく

③モーションオフェンス・・自動性
+A +B +C -D -E
ルールを付け加え、取り除きオフェンスを展開していく

④フリーオフェンス・・自由
ABCDEF.....
自由にオフェンスを展開していく

NCAATournamentでFinal Fourに進出したチームもそれぞれカラーがあるチーム戦術を持っていました。

例えば、、
ゴンザガ
Continuity Offense/1-4 High Set


ノースカロライナ
Primary Break/Secondary Break


僕はヴァージニアのMover & Blocker、ビラノバの4 out motionなどに興味がありました。残念ながらNCAAトーナメントでは負けてしまいました。。

Mover & Blocker

3)チーム戦術のカテゴライズ
チーム戦術となるとハーフコートをイメージするかもしれませんが、オフェンスだけでもボールを持つ前の切り替え局面からシュートを打ったあとの切り替え局面までマネジメントできるといいかもしれません。このカテゴライズ整理は後輩コーチから教えてもらったものにプラスアルファをしてみました。

①ファストブレイク/ボールキャリー
a.プライマリーブレイク b.セカンダリーブレイク

②アーリーオフェンス

③ハーフコート
a.サイン&コール b.アライメント c.エントリー d.オプション e.クイックヒット

④14secオフェンス (オフェンスリバウンド後)
a.カバレージ b.プットバック c.クイックセット

⑤アウトオブバウンズ
a.SLOB b.BLOB

⑥タイムマネジメント
a.ファーストセット b.アフタータイムアウト c.エンドオブゲーム d.ディレイド

⑦ゾーンアタック/プレスブレイク

こちらも例として、
小さいチームが「走り勝つ」というのは確かに大事ですが、やはりただ走っても勝ってないということ。走りながらファストブレイクを組み立てる、流れを切らさずにアーリーオフェンス組み立てる能力が必要になると考えています。

切り替え局面というのはやはり大事で、意外にもリバウンドからのブレイクというのはマネジメントされていないと本数が少なかったりします。もちろん相手よりも能力が高ければ走力にてブレイクの本数は多くなります。またシュート後もオフェンスリバウンドに飛び込むではなく、オフェンスリバウンドのエリアを先に占めるように選手を移動させることが大事になってきたりします。

次回以降の記事にて、いつ・どこで・誰を使うのか?というところでチーム戦術をどのように組み立てていくのかを書いていきたいと思います。(書ければ・・)

2017年4月9日日曜日

Team Offense Design “Why?”

なぜそのオフェンスを採用するのか?の部分をまとめていきます。

バスケットボールの原理原則の部分における話を展開しながらまとめてみました。
どのオフェンスを採用したとしても根底にあるのはこのような理由があるのではないかと考えております。

この内容は僕だけの考えだけでなく、多くの人の考えをもとに整理しているものです。

最近は試合を見る際にチームの“意図”が何かを考えるようにしています。なぜそのオフェンスを展開しようとしているのか?見えるものもあれば、わからないことも多々ありますが。。

①原理原則:本数と確率
自チームのオフェンスにフォーカスするのであれば
  1. 自チームのシュート確率を上げる
  2. 自チームのシュート本数を減らさない(ターンオーバーを減らす)
  3. 自チームのシュート本数を増やす(オフェンスリバウンド)
がベースであって、この3つを達成することがオフェンスの原理原則になる部分になります。

この3つを向上・分析する上で
現在は様々なスタッツが活用されているので、自分自身の中で重要な指標を見出すことが重要になってきます。

単純にエリアの得点期待値だけでなく、3Pの期待値を加味した確率(eFG%)、1ポゼッションにおける期待値であったり(Pts/Poss)、オフェンスを100回行ったときの得点に換算したりすること(Off Rating) などなど。

オフェンスリバウンドとターンオーバーの本数だけでなく、どれぐらいの割合で行われているのか(O.Reb%、TO%)、FGの本数に対してフリースローの本数がどれぐらい獲得できているか(FTA/FGA) などなど。

②目的:オフェンスの目的
  1. ペイントショット
  2. オープンショット
  3. アドバンテージ
3つを達成することがチームオフェンスの目的になってくるのではないか?東京医療保健大学 女子バスケットボール部コーチ 恩塚先生の考えをもとにしています。

ペイントショットでは6つのシチュエーションを考えています。
  1. ドライブ
  2. ドライブの合わせ
  3. カッティング
  4. ポスト
  5. ファストブレイク
  6. プットバック
全ての回数を多くするわけではなく、チームに適したペイントショットを作り出すことが重要になっていきます。合わせとカッティングはどちらもオフボールの動きだが、合わせはボールマンが主動、カッティング はオフボールマンが主動と考えているため別々にしています。

オープンショットでは、3つのシチュエーションを考えています。
  1. オープンショット(グッドショット)
  2. ユアーショット
  3. バッドショット
オープンといっても完全なノーマークのキャッチショットだけが確率の高いペリメーターシュートとは限りません。選手の能力によって異なるのではないかと考えます。

もちろん、完全なノーマークのキャッチショットが確率が高いのは間違いないです。ただ選手の能力によっては、ディフェンスの手があっても自分のリズムで打てるプルアップは確率が高い場合があります。自分のリズムで打てるグッドショットをユアーショットと呼んでいます。ディフェンスの手がある状態で相手のリズムで打たさせれているのがバッドショットとなります。

つまりはキャッチ&ショットと自分の得意なシュートシチュエーションを作り出すことが大事になります。

アドバンテージでは3つの要素を考えています。
  1. アウトナンバー(数的優位)
  2. ギャップ(空間的優位)
  3. ミスマッチ(能力的優位)
アウトナンバーを局所でいかに作れるかが優先順位が高くなるものだと考えます。

ギャップは前後左右の空間のズレとして考えます。クローズアウト(前後のズレ)やピックにおけるドライブ(左右のズレ)があげられます。

ミスマッチでは時間、上下のズレとして考えます。時間というのはスピードのズレ、上下というのは高さのズレになります。スクリーンを行った際にスイッチが行われた瞬間にこのミスマッチが生まれることが多くなります。

③優先順位:強みと弱み・機会と脅威
原理原則・目的を達成したのち行動・選手・場所・時間・手法の優先順位を構築していかなければなりません。これについてはまた自分なりの考えを展開していきます。

強みというのは自分たちの能力において原理原則・目的を達成できる最良なものが強みになります。弱みというのはその逆になります。

いかにして自分たちの強みを大きく発揮して、弱みを少なくすることができるかが重要になります。

さらには相手チームがいるので、相手チームの強みと弱みをぶつけたときに何が起きるのか?

自チームの強みと相手チームの弱みをかけあわせると“機会(チャンス)”が生まれます。
自チームの弱みと相手チームの強みをかけあわせると“脅威(ピンチ)”が生まれます。

強みの拡大、弱みの縮小だけでなく、機会(チャンス)を大きくして、脅威(ピンチ)を少なくすることが重要になっていきます。

④戦略:意思決定をするためのプロセス
上記の項目を踏まえ、自分たちのチームに落とし込むときに戦略を決定していきます。どのような戦い方をしていくのか?選手たちの能力を加味することも大事ですが、チームの哲学を入れ込むことも大事なってくるのではないかと考えます。
  1. 戦略決定
  2. 試合計画
  3. 練習計画
  4. 練習
  5. 試合
  6. 分析
戦略を明確化し道筋を立てて、5つの基本手順がチームを作り上げていくプロセスになると考えます。この項目の詳細はまた時間があるときに。。

と少し話がそれたところも、リンクするところもありますが
Team Offense Design “Why?”になります。次回も考えをまとめていきます。