2017年5月30日火曜日

Communication 声

昔まとめていたことを書いてみます。

「コミュニケーション 声を出すこと」について

クラブチームの試合におけるベンチまた練習にて、コートの選手に「声を出せ!」またタイムアウト中に「話し合うんだ!」よく見かけるシーン

その中で選手が「がんばろー!」と声を出す、「こうしよう!」と会話する場面もあります。逆に「なんの声、会話をすればいいんだろ?」と見かける場面もあります。

とても重要になることです。
コーチ側としては「コミュニケーション」はなぜ行うのか?を考えることが大事になってくると思います。




“声を出す”ことについての分類

  1. ボイス(点)機械的な声
  2. メッセージ(矢印)要求するべきこと伝える
  3. コミュニケーション(双方の矢印)創造・改善しなければいけないことを会話する
例えばディフェンスにおけるポジショニングにおいて
「ボール!」「ディナイ!」「ヘルプ!」という声を出すことが多いと思います。

ポジショニングを大きな声で言っているだけであれば“ボイス”
ただ声を出しているだけになります。

「ボール!」ワンアームで守る準備ができている(もしくは指示された間合い)
「ディナイ!」パスラインを守る準備ができている
「ヘルプ!」アーリーヘルプできる準備ができている
と言葉に意味を持たせて伝達する場合は“メッセージ”になります。

「ディナイ!」「ヘルプ!」とボールマンディフェンスに伝えることにより、パスは2線(ディナイ)が守ってくれる、ドライブは3線(ヘルプ)が守ってくれるから自分はシュート、相手の得意なプレーに意識をおいて守ることができる。

というようなコミュニケーションが生まれます。


共通言語
このことからバスケットボール用語においてチームでガイドラインを作ることが大事なります。

①共通言語の設定
例として
ヘルプディフェンスは、3線?ピストル?ヘルプ?etc..どの用語を使うのかチームで言語を統一する必要があります。

②共通言語の理解
例として
ボックスアウトとはどのように行わなければいけないのか?ハードヒット(相手が動かない)しペイントの外、またベースライン側に押し出すこと。それをチームではボックスアウトとする。このように共通言語で使われるプレーがどのように行われるかまで理解しておく必要があります。

余談ですが、バスケットボールの用語は統一することが大事ですし、その言葉で覚えることが大事なります。指導の手法として比喩することもありますが、その正式名称や使い方は付け加えて説明するこは重要かと..


目的がなにかを考える
●最初の一歩
機械的に声を出すことも最初は大事なると思います。
声自体が出ない選手もいるので、簡単なワードを大声で出すことも最初の一歩

●試合・練習の雰囲気を作ることも大事
練習の雰囲気を作るためにも、選手たちを鼓舞するためにも声は大事です。
こういった声は選手が自発的に、感情が表現できるような環境を作ってあげることが大事になると考えます。

●チームの勝利に向けては?
チームとしての質をあげるために、試合に勝利するためには?ただ声を出せば、コミュニケーションすればいいのか?また次回の記事にて。

当たり前になっていることに意味をもたせることが大事になってくるのかなと。

*Team Offense Design Seriesが滞っておりますが、ただいま勉強中です!!
・When いつ? オフェンスにおける状況とショットクロックについて
・Where どこで? ショットにおける状況とエリアについて
・Who だれが? ボールマン−オフボールマン−ディフェンスの関連について
NBA statsとにらめっこしていますが、落とし込めていないので勉強を続けます。